この記事では、「強い」と「強か」の違いを分かりやすく説明していきます。
「強(つよ)い」とは?
「強い」は「力や技が優れていて他より秀でていること」や「健康であること」、「心身が上部であること」、「物事に屈しない精神力があること」や「少しのことで参らない」、「ひるまない」、「環境や条件に屈しないこと」、「物事に耐える力があること」、「程度や度合いが大きいことや甚だしいこと」など多くの意味を含める言葉です。
「強い」の使い方
「強い」は形容詞として使われています。
「強(したた)か」とは?
「強か」は形容動詞だと「粘り強くて、他からの圧力に中々屈しない様」や「しぶとい様」、「強くて、しっかりしている様」、「強くて勇猛である様」、「程度が甚だしい様」、「分量がたいへん多い様」を意味します。
副詞としては「分量がとても多い様」や「たくさん」、「程度が甚だしい様」や「ひどく」という意味を表します。
「強か」の使い方
「強か」は形容動詞や副詞として使われています。
「強い」と「強か」の違い
「強い」と「強か」にはどちらも「しっかりしている」や「勇猛であること」という意味が含まれています。
したがって、先述の意味に限っては類義語の関係に当たると言えるでしょう。
細かな違いとしては「強い」は形容詞、そして、「強か」は形容動詞と副詞としての用法があります。
「強い」の例文
・『今回の相手は強いので、心して試合に臨まなければならない』
「強か」の例文
・『彼は強かなので、味方だと心強いが敵だと面倒だ』
まとめ
「強い」と「強か」にはどちらも「しっかりしている」や「勇猛であること」などの意味が含まれているため、一部の意味に限り、二語は類義語の関係に当たると言えるでしょう。
「強い」は形容詞ですが、「強か」は形容動詞、かつ副詞になります。
副詞としての「強か」には「たくさん」や「ひどく」という意味が含まれています。