この記事では、「八角」と「シナモン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「八角」とは?
「八角(ハッカク)」は、植物の「トウシキミ(唐樒)」の果実を乾燥させたもので、香辛料や生薬として利用されています。
「トウシキミ」はマツブサ科シキミ属に分類されている常緑高木の一種です。
「トウシキミ」の樹高は10m〜15mくらいあります。
葉は互生の単葉で、光沢があります。
「トウシキミ」の開花時期は3月〜5月頃と9月〜10月頃です。
赤色、ピンク色、白色の花が咲きます。
「トウシキミ」の果実は星形で、甘い香りがあります。
中に種子が入っています。
「シナモン」とは?
「シナモン」とは、クスノキ科クスノキ属に属している常緑高木のことを表しています。
「シナモン」の樹高は10m程あります。
葉は互生の単葉で、縁は全縁で光沢があります。
「シナモン」は6月頃に、円錐花序で6弁花の黄色い小さな花が咲きます。
樹皮は厚く、赤色を帯びています。
樹皮が香辛料や薬用、精油に用いられています。
「八角」と「シナモン」の違い
「八角」と「シナモン」の違いを、分かりやすく解説します。
「八角」は「トウシキミ」の果実を乾燥させたものですが、「シナモン」はクスノキ科クスノキ属の植物の樹皮を乾燥させたものになります。
「八角」と「シナモン」にはこのような違いが見られます。
まとめ
「八角」の別称には、「スターアニス」、「ダイウイキョウ(大茴香)」などがあります。
また、「八角」の英語表記は「star anise」、「Chinese star anise」などになります。
そして、「シナモン」には、「セイロンニッケイ」、「ニッケイ(肉桂)」などの別名があります。
さらに、「シナモン」は英語で「cinnamon」、などと表記します。
今回は「八角」と「シナモン」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「八角」と「シナモン」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。