この記事では、「一括りに言っても」と「一口に言っても」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一括りに言っても」とは?
「一括りに言っても」とは、「複数ある事柄を、ひとまとめに言うことに否定的な考えであること」という意味です。
いくつものものごとや事柄があり、似てはいるがそれぞれ違いがある時に、全て同じものとしてまとめて言うのもどうかと思うが、と言う時のクッション言葉です。
「一括りに言っても」の言葉の使い方
「一括りに言っても」は、「〇〇と一括りに言っても」「一括りに〇〇と言っても」などと使われ、「〇〇」には複数のものに類似・共通する事柄が入ります。
「一括り(ひとくくり)」は「一つにまとめて取り扱う」という意味、「言っても」の「も」は逆接の意味の助詞、全体で「ひとつにまとめて言うけれども」になります。
下で紹介する「一口に言っても」とほぼ同じ意味で使われますが、こちらの方が「一つにまとめる」というニュアンスが強くなります。
「一口に言っても」とは?
「一口に言っても」とは、「複数ある事柄を、簡単に言うことに否定的な考えであること」という意味です。
いくつものものごとや事柄があり、それぞれ違いがある時に、短い言葉で簡単に言うのもどうかを思うが、という時のクッション言葉です。
「一口に言っても」の言葉の使い方
「一口に言っても」は、「〇〇と一口に言っても」「一口に〇〇と言っても」などと使われ、「〇〇」には複数のものに類似・共通する事柄が入ります。
「一口(ひとくち)」は「飲食物を1回口に入れること」から転じて「まとめて手みじかに言うこと」という意味、全体で「まとめて簡単に言いけれども」になります。
上で紹介した「一括りに言っても」とほぼ同じ意味ですが、こちらの方が「簡単に言う」というニュアンスが強くなります。
「一括りに言っても」と「一口に言っても」の違い
「一括りに言っても」は「ひとつにまとめて言うけれども」という意味です。
「一口に言っても」は「まとめて簡単に言いけれども」という意味です。
まとめ
今回は「一括りに言っても」と「一口に言っても」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。