「絶縁」と「絶交」の違いとは?分かりやすく解釈

「絶縁」と「絶交」の違いとは?違い

この記事では、「絶縁」【ぜつえん】と「絶交」【ぜっこう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「絶縁」とは?意味

それまでしっかり繋がっていた人間関係を断絶するのが「絶縁」【ぜつえん】といいます。

長いこと仲良くしていた友人であっても、裏切られたことで相手を信用できなくなり、二度と関係を持たないようにすることを意味するのです。

修復することがかなり難しい状態であり、どのような改善策をとっても二人の関係が元に戻らないという意味があります。


「絶交」とは?意味

心が通う仲が良い相手との不和により、一時的に関係を絶つことを「絶交」【ぜっこう】といいます。

知人や友人など、親しい間柄にある者と仲が悪くなる原因によってお互いにもう会わないと約束するのです。

しかし、一生会わないというわけでもなく、相手が謝罪してきたときは許し、また元のように仲良く遊ぶこともあるのが「絶交」の意味になります。


「絶縁」と「絶交」の違い

「絶縁」「絶交」の違いを、分かりやすく解説します。

電流を流す銅線がぷつりと切れるように、交流がある者同士が裏切りや金銭的な問題によって相手を心底嫌いになったとき、二人の関係が途切れてしまいます。

また、親や兄弟など血縁者との関係性を失うときも「絶縁する」といい、二度と家に寄り付かないようにするわけです。

もう一方の「絶交」は、二人の間に問題が起きて一時的に関係が壊れてしまいますが、また仲直りする余地があることを意味します。

「絶縁」の例文

・『学生時代からの親友だったが、金を盗んだので絶縁した』
・『愛する彼氏を寝取った友人と絶縁することに決めた』

「絶交」の例文

・『友人が嘘をついていたことを知り、嫌になって絶交した』
・『自分を騙していた友人と絶交したが、謝ってきたので許した』

まとめ

心から信用できなくなったとき二人の関係性が壊れる意味を持つ言葉をご紹介しましたが、自分なりに、状況によって使い別けてみるといいでしょう。

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