「沐浴布」と「ガーゼ」はどちらも綿で作られたアイテムですが、意味や用途などが異なるため区別して認識することが必要です。
この記事では、「沐浴布」と「ガーゼ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「沐浴布」とは?
「沐浴布」はベビーグッズのひとつ。
「沐浴」は、生後1か月くらいまでの赤ちゃんをベビーバスなどにお湯を入れて洗うことを指しますが、その際に赤ちゃんの首から下にかけて使用する布のことを「沐浴布」と呼びます。
「沐浴布」の材質は「ガーゼ」であることが一般的で、綿100%もしくはオーガニックコットンの製品が多く選ばれています。
「ガーゼ」とは?
「ガーゼ」は綿で作られた柔らかい布のことで、国内では「綿紗(めんしゃ)」と呼ばれる場合もあります。
平織で折り目が粗く、通気性が良いと共に吸湿性にも優れていることから、ハンカチや肌着、医療用など幅広い用途で使用されています。
「沐浴布」と「ガーゼ」の違い
「沐浴布」と「ガーゼ」の違いを、分かりやすく解説します。
「沐浴布」は、生後間もない時期の赤ちゃんをベビーバスなどで洗う際に、赤ちゃんの首から下にかけて使用する専用の「ガーゼ」のことを示します。
一般的な「ガーゼ」との違いは、肌触りとサイズ感です。
肌触りについては、デリケートな赤ちゃんの肌に合わせてソフトな肌触りのものが多く、素材も綿100%のものやオーガニックコットンが使われたものが多く販売されています。
サイズ感については、一般的な「ガーゼ」が25×25cm程度なのに対し、「沐浴布」は35×70cm程度となっており、「ガーゼ」よりも若干サイズが大きめとなっています。
一方「ガーゼ」は、綿を目が粗い平織りに生地のことを指します。
もともと医療用具としてドイツから伝わってきましたが、現在では医療用品だけでなくハンカチや肌着、ブランケット、ベビーグッズなど様々な用途で使用されています。
なお、「ガーゼ」は1枚重ねのシングルガーゼ、2枚重ねのダブルガーゼ、3枚重ねのトリプルガーゼといった種類があり、用途によって使い分けられています。
まとめ
「沐浴布」と「ガーゼ」は似たような意味合いがあるため混同しがちですが、「沐浴布」は赤ちゃん専用の「ガーゼ」といえるでしょう。
二つの言葉の正しい意味を把握して、用途やシーンに合わせて使い分けてくださいね。