この記事では、「用水路」と「排水溝」の違いを分かりやすく説明していきます。
「用水路」とは?
「用水路」は、農業用に使用する水を引き入れる水路のことで、農業のほかにも工業で使用する水を引き入れる水路です。
なお、水路自体の水は、汚染されてはいないが、飲み水ではないのであくまで農作業とか、工業という商業で利用する水を引き入れる水路が「用水路」になります。
よって、飲み水として使用するケースは稀で、かなりきれいな水を引き入れていない限り「用水路」の水を飲み水とすることはありません。
「排水溝」とは?
「排水溝」は、道路などに設置してある雨水を排水する機構で、この機構があるが故に道路が水浸しになったり、道路の水が排水されずに川のようになってしまうという事態を防ぎます。
これは、道路自体がアスファルトなので、排水において地面が水を吸収するという事態にならないが故別枠で排水用の側溝を設けて排水を促すのが、「排水溝」でこれがないとアスファルトの道路は、水を排水できず、水が溢れた状態になります。
「用水路」と「排水溝」の違い
両者の違いは、必要な水を引き入れる水路であるか、不要な水を排出する機構であるかです。
「用水路」は、産業や商業というもので使用する水を引き入れる水路で、「排水溝」は、道路上に溢れる水を排水することで道路が水浸しになるのを防ぎます。
「用水路」の例文
・『農業用の用水路から水を田んぼに引く』
「排水溝」の例文
・『大雨で排水溝の排水量を超え水が道路に溢れる』
まとめ
「用水路」は、目的においては人間の経済活動を補助するために存在しており、農業と加工業に商業などで水を引き入れて使用するための水路として使用します。
一方で、「排水溝」は、道路が水で溢れてしまわないよう不要な水を下水などに廃棄するために存在しており、ここが機能しなくなるとアスファルトの道路は水を排出することができず道路が水で溢れてしまいます。
