「入り込む」と「押込む」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「入り込む」と「押込む」の違いとは?違い

この記事では、「入り込む」「押込む」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「入り込む」とは?

入ってはいけないと阻止する相手を押し分けて中に入ることを「入り込む」【はいりこむ】といいます。

例えば、食品工場で商品を作っている際にゴミが入って混じる失態を指すのです。

入ってはいけないものがすっかり入り混じり、問題になってしまいます。

他にも人々が立つその間に入る、砂の中に入るといった人間の行動を表す言葉として使われているわけです。


「押込む」とは?

かさばって入らない物に対して力を入れて押し、中にしっかり入れることを「押込む」【おしこむ】といいます。

例えば、出張に行く人が少しでも多くの着替えを持って行くため鞄に服をたくさん入れてから押して、中にしっかりと入れるわけです。

無理に押して入れるといった行為を指す言葉から、人が居る店や家を狙って強盗が入り、金目の物を盗む行為を伝えるときに使われています。


「入り込む」と「押し込む」の違い

ここでは「入り込む」「押し込む」の違いを、分かりやすく解説します。

薬物が体内に「入り込む」と体調が悪くなったり、霧が車内に入り込んで視界が悪くなるのです。

反対に、「彼らの話に入り込む余地はなかった」というように、入れない状態を伝えるために使われています。

もう一方の「押し込む」は、かさばって容易に入れられない服を鞄の中へ押し潰して入れるという意味で使う言葉です。

このようなところから、強引にドアを蹴破って店の中に入って強盗するという悪い行為を示す意味でも使われています。

「入り込む」の例文

・『飼い主のぬくもりを求めて服の中に猫が入り込む』
・『強い関係性で繋がる彼らの間に、入り込む余裕はない』

「押し込む」の例文

・『塞がりな穴に無理やり棒を押し込むと壁が崩れ落ちた』
・『乱暴にプラグを押し込むと曲がるので、丁寧に入れる』

まとめ

込むという字は同じですが、「入り」「押し」に違いがあります。

どのような物をどう扱うかに目を向ければ、言葉の使い方も自然に分かるようになるでしょう。

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