この記事では、「不能」と「不可能」の違いを分かりやすく説明していきます。
「不能」とは?
「ふのう」と読み、能力がないことを表します。
また、やろうとしてもできないことをいいます。
「不」は、名詞について、そのことを打ち消すという意味があります。
~でない、~が良くないなどの意味です。
そして、「能」は、あるものごとを成し遂げる力や能力のことを表します。
よって、「不能」は、能力が無いことや、成し遂げることができないことを指します。
「不能」の使い方
何かをすることができない時に、「復活は不能だろう」「判別不能」などと、使います。
能力が欠けている場合や人などに使うこともあり、「人には能不能がある」「あいつは不能だ」などといいます。
性的能力がない人に使うこともあります。
「不可能」とは?
「ふかのう」と読み、可能でないこと、できないことを表します。
「可能」とは、ありうること、できることという意味です。
それに打ち消しの「不」が付いているので、できないことという意味になります。
「不可能」の使い方
「侵入は不可能だ」「不可能なミッション」などと、使用します。
「不能」と「不可能」の違い
ほとんど同じ意味です。
どちらも、やろうとしてもできないという意味で使用します。
能力が欠けている人や場合を表すときには「不能」を使います。
「不能」は「無能」と同じような意味もある言葉です。
「不能」の例文
・『人の能不能を言う前に、まず自分の能力を把握してください』
・『解読不能だった暗号を、名探偵は簡単に解いた』
・『再起不能なまでに負けてしまった』
「不可能」の例文
・『君の字は汚すぎる。これでは、解読は不可能だ』
・『勉強が進まないまま試験日が明日に迫り、合格は不可能になってしまった』
・『彼は、不可能だと思われていたことを可能にする』
まとめ
「不能」と「不可能」は、ほとんど同じ意味で使います。
「不能」は、能力が欠けていることを表すときにも使用します。