この記事では、「構いません」と「問題ありません」の違いを分かりやすく説明していきます。
「構いません」とは?
「構いません」とはこちらにとっては気にすることがないという言葉です。
構うという言葉が差し支えがあることや気にする所があるという意味を持ち、それを丁寧語で否定している形になります。
ただし丁寧語ではありますが「構いません」は自分の都合を話していることから、自分の都合しか気にしていない返答と思われてしまうこともあるのが問題です。
手が空いているか用事を頼めるかなどの返答としては気兼ねなく使えますが、契約を結ぶのに不備はないかなどの場面で使うと失礼になりかねません。
「問題ありません」とは?
「問題ありません」とは支障や困るような事がないという言葉です。
問題という支障や困る点厄介な事が存在しないことを丁寧に表現した形になります。
「問題ありません」は物事に支障や差支えなどがないことを表現する言葉として様々な場面で使える汎用性の高い言葉です。
より丁寧に表現する言葉もありますが十分丁寧な言葉として扱われますし、支障や差支えがないことを伝えたいどんな場面であっても失礼な言葉遣いと思われる事がありません。
「構いません」と「問題ありません」の違い
「構いません」と「問題ありません」の違いを、分かりやすく解説します。
こちら側にとって差支えや気にするようなことがないというのが「構いません」で、支障や差し支えになるような点がないということが「問題ありません」です。
「構いません」は自分の都合という意味合いが言葉に含まれてしまいますが、「問題ありません」には自分の都合という意味合いを含む要素はありません。
まとめ
意味としては「構いません」と「問題ありません」は似通っていますが、自分にとってという意味合いが言葉に含まれているか含まれていないかが違いと言えるでしょう。
そのため自分にとってという意味合いが含まれる「構いません」は場合によっては失礼に思われてしまうこともありますが、「問題ありません」は自分の都合についてという意味合いがないので失礼に思われません。
