この記事では、「ひょうたん」と「へちま」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ひょうたん」とは?
ウリ科植物の一種です。
原産地は北アフリカで、日本には縄文時代に伝わったとされています。
雪だるまのような、ウリにくびれを作ったような形をしているものが一般的に知られていますが、球形や細長い形などもあります。
果実は苦くて食用には適しておらず、乾燥させたものを容器や装飾品として利用しています。
容器としては、中に水や酒を入れて持ち運んだり、粉末状の唐辛子を入れて保存したりなどに活用されています。
地域によっては、神具や楽器などにもされています。
収穫したものを水に浸す、中の種を取り除く、乾燥させるなどをして、自分で容器を作ることが可能です。
また、すでに加工された容器が販売されています。
「へちま」とは?
ウリ科植物の一種です。
果実は30〜60cmほどの長さで、キュウリを太くしたような形をしています。
果実は食べることができます。
くせのない味で、炒め物、和え物、汁物などさまざまな料理にして食べられています。
また、乾燥させてたわしにしたり、汁を化粧水にしたりもされています。
「へちま」のたわしは家庭で作ることができます。
果実を収穫し、両端を切り落とし、風通しのよいところに干して乾燥させます。
パリパリに乾燥をしたら、手で皮と種を取り除きます。
これで完成です。
つる性植物で緑のカーテンとしても利用されています。
日陰を提供してくれるだけでなく、花や果実を楽しめます。
「ひょうたん」と「へちま」の違い
「ひょうたん」と「へちま」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもウリ科の植物ですが、2つは別のものです。
果実の見た目に大きな違いがあり、前者はくびれた形をしたものが一般的に知られている他、球形や細長い形もあります。
後者はキュウリを太くしたような形です。
また、前者は食用にしませんが、後者は食用にされています。
まとめ
どちらもウリ科植物ですが別のもので、果実の形が違います。