多くのエレキギターでは、ちょうど真ん中あたりに位置しており、弦の振動を拾って独特の音にするのが「ピックアップ」の役割です。
それでは、この「ピックアップ」とはどういう意味でしょうか。
また、「マイク」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「ピックアップ」と「マイク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ピックアップ」とは?
「ピックアップ」とは、「pickup」という英語をカタカナで表記したもので、元々は多くの意味がありますが、ここで取り上げるのはエレキギターやエレキベースの弦の下に設置して弦の振動をピックアップ、つまり拾ってアンプに電子信号として送る役割を持つ部品です。
「マイク」とは?
「マイク」とは、「microphone」の略語をカタカナ表記したもので、一般的には音を拾って電子的に処理するためのもので、一番メジャーなのはヴォーカルやアナウンスなどに使われるものですが、楽器の音を拾うためにも使われます。
「ピックアップ」と「マイク」の違い
「ピックアップ」と「マイク」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、楽器につけることによって電子的に処理することができるもので、原理も根本的には同じものですが、そもそも使用法がいます。
この2つの違いを最も簡単に説明すると、ギターやベースにおいては弦の下に付けて近距離で弦の振動を直接捉えるのが「ピックアップ」で、少し離れたところに設置してギターから出た音を空気を通して拾うものが「マイク」ということになります。
まとめ
この記事では、「ピックアップ」と「マイク」の違いを、解説してきました。
これらは、一般的に楽器の音を増幅する場合に使われるものですが、ギターやベース以外にも、バイオリンやサックスなどのようなものにおいても「ピックアップ」を付けてアンプやミキサーを通すことによって元の音とは違う他の電子楽器と相性の良い音を作り出す事ができます。