この記事では、「仔細」と「子細」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仔細」とは?
仔細は、しさいと読むべき言葉です。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、こまかい事や小さい子供等の意味を持っている仔の漢字に、ちいさいとか、ほそいといった意味を有する細の漢字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から仔細は、事細かである事や一部始終といった意味を示すのです。
もっとも仔の漢字は、現代の常用漢字からは外れているため、新聞や雑誌といったメディア関連では、使用されていません。
「子細」とは?
子細は、しさいと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、小さいものやこどもといった意味の子の漢字に、こまかいとか太くない等という意味がある細の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ子細は、物事の細かい事情や詳しい事情といった意味を表すのです。
「仔細」と「子細」の違い
仔細と子細の漢字表記を見比べてみると、最初の漢字が仔と子という違いがある事に直ぐに気付けます。
所が2文字目の漢字は同じ細であり、更に共に、しさいという同じ読み方をするのです。
それ所かどちらも、事細かであるといった様に全く同じ意味を持っている点がややこしかったりします。
というのもそもそも、仔細と子細は完全に同じ意味を表現する言葉となっており、その点に違いはありません。
ですが仔細の仔の漢字は常用漢字から外れているため、新聞やテレビ等のメディアでは子細の方を基本的に用いているのです。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、読み方も全く同じです。
それ所か詳しい事情とか、事細かである事といった様に全く同じ意味を所有しています。
何故なら仔細も子細も同じ意味合いを持つ言葉であり、最初に使われている漢字が常用漢字であるか否かの違いしかありません。
ちなみに仔細の仔の漢字は常用漢字外となっており、子細の子の漢字の方は常用漢字に含まれています。