この記事では、「雫」と「滴」の違いを分かりやすく説明していきます。
「雫」とは?
「雫」とは、水などの液体がしたたり落ちることや、それが粒状になったものを言います。
「雫」は音読みで「ダ」、訓読みで「しずく」と読みます。
「雫」の漢字から見た意味は、「しずく」、「したたる水」などがあります。
「滴」とは?
「滴」の意味は「雫」と同じで、水などの液体がしたたり落ちることや、それが粒状になったもののことです。
「滴」は音読みで「テキ」、訓読みで「しずく」、「したた(る)」などと読みます。
「滴」の漢字の意味は、「したたる」、「しずくが落ちる」などを表現しています。
「雫」と「滴」の違い
「雫」と「滴」の違いを、分かりやすく解説します。
「雫」とは、水などの液体がしたたり落ちることや、それが粒状になったものを表します。
一方「滴」も、水などの液体がしたたり落ちることや、それが粒状になったものを意味しています。
そのため、「雫」と「滴」は同じ意味になります。
しかし、「雫」は雨や水などの自然現象に対して用いることが多いのに対し、「滴」は「水滴」、「点滴」、「一滴」など、さまざまなものに使うことができるので、この点に違いがあります。
「雫」の例文
・『突然、強い風が吹いたと思ったら、空から雨の雫が落ちてきました』
・『傘から落ちた雨の雫で、肩が濡れてしまいました』
・『葉や草の朝露の雫が、朝の光を受けてキラキラと光っていました』
・『その光景を見て、自然と涙の雫が頬を伝って流れました』
「滴」の例文
・『この料理は醤油を一滴かけると、さらに美味しくなります』
・『凍らせたペットボトルの氷が溶けて、外側に水滴がついてきた』
・『一粒の滴が落ちる様子をスローモーションで見た』
・『インクが数滴こぼれ落ちてしまいました』
まとめ
「雫」と「滴」はどちらも訓読みで「しずく」と読みます。
「雫」は「しずく」で用いることが多いですが、「滴」は「しずく」と、「一滴」、「点滴」など、音読みの「テキ」の両方で使われています。
「雫」と「滴」の意味の違いを知ることで、適切な使い方ができるようになるでしょう。