この記事では、「電力」と「電力量」の意味と違いを分かりやすく説明していきます。
「電力」とは?
電動機が動くことによって照明が付いたり、電灯が点くその力を「電力」【でんりょく】といいます。
そのときの単位をkWと書いてキロワットと表すのです。
家にある炊飯器や空気清浄機、電気温水器といったものを動作させるには電気の熱と運動するエネルギーが必要です。
このエネルギーを「電力」といって、主に発電機を動かす火力、水力といったもので作られ、消費されるものを指します。
電力Pを求めるときはワットという意味があるWをVIにして出す公式が主流です。
「電力量」とは?
電力をどれだけ使ったか表すのが「電力量」【でんりょくりょう】です。
表記する単位はKWhで、どのくらいの時間、どれだけ使ったか表す総使用量を指します。
電力を出すときの式としては、電力量をQとして、ワット(秒)にPt(Ws)をかけて出します。
物理学では1秒間に「電力」を1W使ったときは電力量1Ws=1としてジュールにして出すのです。
主に、時間と電力の積であり、使う器具によって音や熱、光といったものに消費する力の量が異なりますが、時間と電力によって働きの量も変わります。
「電力」と「電力量」の違い
「電力」と「電力量」の違いを、分かりやすく解説します。
1秒間の電気エネルギーの働きを「電力」といい、単位はWと書いてワットと呼びます。
もう一方の「電力量」は電気を使ったエネルギーの合計を指し、JやWhといった単位で表す言葉です。
電気を使って動かす電化製品ではどの程度の力を出したか表すとき、そのエネルギーを「電力」といいます。
電池であれば、1秒あたりどの程度の力を出したか表す単位をWワットと表示するのです。
また、(Wh)「電力量」を出すにはワット(W)を表す電力Pに時間t(h)をかける公式を用います。
このように、「電力量」は総合的な電気の量を表し、(W)「電力」をかけて電力量(J)を出すのです。
まとめ
似ている言葉を2つご紹介しましたが、公式の出し方に違いがあったり、記号の表し方が異なります。
電力会社の公式HPや専門サイトを比較して、異なる点を見比べてみましょう。