この記事では、「急性」と「一過性」の違いを分かりやすく説明していきます。
「急性」とは?
「急性」は「きゅうせい」と読みます。
意味は、「ある症状が突然起こり、進行が速いこと」です。
「急性」の言葉の使い方
「急性」は名詞・形容動詞として「急性だ・である」「急性期」などと使われます。
「急」は「いそ(ぐ)」とも読み「進行がせかせかと速い」「事態がさし迫っている」「にわかに・突然」という意味、「性」は「さが」とも読み「ものごとに備わった傾向」という意味、「急性」で「突然あらわれ、進行が速い傾向があること」になります。
基本的に、病気の症状に使われる言葉です。
「一過性」とは?
「一過性」は「いっかせい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「病気の症状などが一時的であること」という意味です。
2つ目は「ある現象が起きてすぐに消えること」という意味です。
「一過性」の言葉の使い方
「一過性」は、名詞・形容動詞として「一過性だ・である」「一過性の流行」などと使われます。
「一」は「ひと(つ)」とも読み「ひとたび」「ほんのちょっと」という意味、「過」は「す(ぎる)」とも読み「通りすぎる」という意味、「性」は「ものごとに備わった傾向」という意味、「一過性」で「ひとたび起きてすぐ通り過ぎる傾向があること」になります。
「急性」と「一過性」の違い
「急性」は「突然あらわれ、進行が速い傾向があること」です。
「一過性」は「ひとたび起きてすぐ通り過ぎる傾向があること」です。
「急性」の例文
「急性」の例文は以下の通りです。
・『急性アルコール中毒になる』
・『急性の白血病が完治する』
・『感染症で急性肺炎を発症する』
「一過性」の例文
「一過性」の例文は以下の通りです。
・『牛乳による腹痛は一過性だ』
・『難聴で一過性の発作が起きる』
・『タピオカは一過性のブームで終わった』
まとめ
今回は「急性」と「一過性」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
