この記事では、「ココナッツオイル」と「mctオイル」の違いを分かりやすく説明します。
ココナッツオイルとは?
ココナッツオイルとは、ココヤシの果実であるココナッツの種子の胚乳から抽出されるオイルのことをいいます。
中鎖脂肪酸という飽和脂肪酸が豊富に含まれており、健康や美容に良いオイルとして注目されています。
中鎖脂肪酸は母乳にも含まれる成分で、抗酸化作用や抗菌効果があります。
皮下脂肪を減少させる効果もあるといわれています。
ココナッツオイルは分解しやすいので、素早く消化吸収できるという特徴もあります。
また、比較的高い温度で固まりやすく、20℃以下になると固形になります。
酸化しにくく熱にも強いので、加熱調理などにも向いています。
mctオイルとは?
mctオイルとは、ココナッツやパームに含まれる中鎖脂肪酸油のみを取り出したオイルのことをいいます。
消化や吸収、分解がスムーズで、すぐにエネルギーとして消費されます。
ケトジェニックダイエットと呼ばれる糖質制限ダイエットに良いとして利用されるようになりました。
糖質を制限し、その代わりにmctオイルでエネルギーを補給するのです。
ココナッツオイルとmctオイルの違い
ココナッツオイルにもmctオイルにも中鎖脂肪酸が含まれますが、その割合には違いがあります。
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は60%程で、mctオイルは100%中鎖脂肪酸です。
ココナッツオイルには長鎖脂肪酸も含まれるため、mctオイルに比べると脂肪として蓄積されやすいです。
そのためダイエットにはmctオイルの方が向いています。
ただし、mctオイルは加熱調理には向きません。
ココナッツオイルは熱に強いので、加熱調理に向いています。
それからココナッツオイルには甘い香りがありますが、mctオイルは無味無臭です。
まとめ
ココナッツオイルとmctオイルは、中鎖脂肪酸の含有量に違いがあります。