「コト」と「モノ」の違いとは?分かりやすく解釈

「コト」と「モノ」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「コト」「モノ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「コト」とは?

「コト」とは体験や経験に価値を見出したり付与するという考え方です。

例えばコンサートは生の音楽を楽しむという行為にお金を出して体験する「コト」です。

旅行も地元から離れ異なる文化を肌で体験し人生の糧にする「コト」と言えるでしょう。

こういった物質的なものは残らないけれど体験や経験が心に残るようなこと、通常では得られないような体験で感情を揺り動かすような出来事やサービスが「コト」と言えます。


「モノ」とは?

「モノ」とは道具や商品などの機能に価値を見出したり付与するという考え方です。

音楽を楽しむというのは経験の一種ですがそのためにCDや再生機器を買ったのならばそれは音楽が楽しめるという機能という「モノ」にお金を払っています。

また「モノ」と言っても単純に物質として存在するものとは限らず、購入した音声データをスマホにダウンロードして歌を聞くような配信サービスでの購入も「モノ」の消費方法の一つです。

また物が手元に残るかどうかも関係なく使えば無くなる消耗品や、お金を払ってその場で食べてなくなる外食も「モノ」に含まれます。


「コト」と「モノ」の違い

「コト」「モノ」の違いを、分かりやすく解説します。

価値のある体験や経験あるいはそれらを得るための事象が「コト」で、価値のある機能を持つ道具や商品が「モノ」です。

「コト」は形のないものに価値がある無形商品のみですが、「モノ」は形のある有形商品が多いもののデータ配信など無形商品の場合もあります。

まとめ

「事」「物」という考え方はよくある分け方ですが、それをもっと概念的なものにしたのが「コト」「モノ」という考え方と言えるでしょう。

両者はしっかりと違うものを指しますがコンサートを思い出させるグッズや味だけでなく見た目や演出でも楽しませる料理など「コト」「モノ」を両立させているものもあります。

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