「付箋」と「ポストイット」は同じような意味で使われていますが、具体的にどのような違いを基準にして区別すればいいのでしょうか。
今回は、「付箋」と「ポストイット」の違いを解説します。
「付箋」とは?
「付箋」とは、「書きつけを貼り付ける紙片」を指す言葉です。
「付箋」の使い方
「箋」の「付箋」という漢字は札など小さな紙片を意味します。
「付箋」とは貼り付けて使う小さな紙切れをのことで、本の中で重要な内容が書かれている場所がすぐわかるようしおり代わりに貼り付けておく紙や箱の中身が何なのかわかるよう表示しておく名札などを指します。
「ポストイット」とは?
「ポストイット」とは、「貼って剥がせる特殊な糊が塗られた貼り付け用の紙」です。
「ポストイット」の使い方
アメリカの大手化学メーカー「3M」が製造販売する製品の商標です。
小さい紙の片面端に特殊な糊が塗られており好きな場所に貼り付けて使います。
一般的な糊は一度貼るとしっかりくっついてしまい剥がしても跡が残ってしまいますが「ポストイット」は粘着力が非常に弱く簡単に剥がせる特別なのりを使用しているため何度でも繰り返し貼って剥がせます。
「付箋」と「ポストイット」の違い
「付箋」と「ポストイット」の違いは「商標登録」です。
どちらも貼り付けて使う紙片をさす言葉ですがメーカーや貼り付け方法を問わず貼り付け用の紙片すべてを指す一般名称が「付箋」で、3Mが商標登録している簡単に剥がせる特殊な糊が塗られた紙片が「ポストイット」という違いで区別されます。
「ポストイット」は「付箋」の一種です。
「付箋」の例文
・『後でもう一度読みたいところに付箋を貼る』
・『使い込んだ参考書なので付箋だらけだ』
「ポストイット」の例文
・『ポストイットならきれいに剥がせる』
・『午後の予定をポストイットに書いて机に貼っておく』
まとめ
「付箋」と「ポストイット」はどちらも貼り付け用の小さな紙片ですが、一般名称と商標という違いで区別されています。
混同しないようにそれぞれの違いを覚えておきましょう。