この記事では、「クマバチ」と「クマンバチ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クマバチ」とは?
「クマバチ」とは、ミツバチ科クマバチ属のハチの総称で、約500種ものハチが確認されていますが、一般的に「クマバチ」と呼ぶものは、日本全国に生息する「キムネクマバチ」を指すことが多くなっています。
体長は2センチメートルを超える大型で、全身が黒く、胸に細かい毛が持ち、ブーンという大きな羽音が特徴のハチです。
その見た目や羽音の大きさから、恐れられることが多いハチですが、実は非常に温厚な性質で、人間には関心を示しません。
花の蜜を探して飛び回り、オスに至っては毒針すら持っていません。
メスは毒針を持ちますが、巣を刺激したりしない限り攻撃されることは稀です。
「クマンバチ」とは?
「クマンバチ」は、ハチの一種だと思いがちですが、「クマンバチ」という種類のハチは存在しません。
「クマンバチ」は上述した「クマバチ」が訛った方言であったり、地域によっては「スズメバチ」の事を「クマンバチ」と呼んだりします。
「クマバチ」は温厚な性格ですが、「スズメバチ」は非常にどう猛で攻撃的なハチとして有名です。
このように、「クマンバチ」という呼び名は性格の違う2種類のハチの事を指すため、地域によってどちらの事を「クマンバチ」と呼ぶのかを知っておく必要があります。
「クマバチ」と「クマンバチ」の違い
「クマンバチ」は、地域によって異なりますが、一般的には「クマバチ」が訛った言い方で、「クマバチ」と同じハチを指しています。
しかし、場合によって非常に危険なハチである「スズメバチ」を意味する地域もありますので、「クマンバチ」が指すハチが統一されているわけではありません。
まとめ
「クマバチ」と「クマンバチ」は、一般的に同じ種類のハチを指しています。
しかしながら、危険なハチの「スズメバチ」を意味する地域もありますので注意が必要でしょう。
いずれにせよ、温厚な「クマバチ」であってもメスは毒針を持ちますので、刺されるとアナキラフィシーショックが起こる危険性もあります。
大型のハチを見かけた際は、手で払ったり、追いかけたりして刺激しないよう注意しましょう。