この記事では、「自問」【じもん】と「自省」【じせい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「自問」とは?意味
自分の行いや考え方は本当に合っているのか問うことを「自問」【じもん】といいます。
自分のやっていることは間違っていないか、人を騙すことにはならないか意義を問いかけることで悪い方向へ向かわないようにできるわけです。
または、自分が物事を進めた後、本当にそのままやっても大丈夫かふと疑問に思ったとき、そのやったことに目を向けて振り返って見直すことを「自問」というわけです。
「自省」とは?意味
相手に見せる態度や行動で相手を傷つけてしまったのではないかと深く反省することを「自省」【じせい】といいます。
本当にその態度で良かったのか、行動で合っていたか反省するために今一度見直すことを指すわけです。
自分と反省を掛け合わせた言葉であり、己の愚かな行動を反省して、今度は間違ったことをしないようにします。
「自問」と「自省」の違い
「自問」と「自省」の違いを、分かりやすく解説します。
行動や態度は本当に良かったのか見直すことを「自問」といい、自分は本当に正しいことしたのか見直す意味があります。
もう一方の「自省」は、相手に見せる態度や行動は本当に正しかったのか見直して、反省するという意味で使われている言葉です。
「自省」することで今後、どのような行動や態度を見せれば相手とうまく付き合えるかを考えられる基準を見出せます。
「自問」の例文
・『本当に昨日提出した書類の内容はあれで良かったのか自問した』
・『上司に対して見せた態度は本当に正しかったのか深く自問した』
「自省」の例文
・『母親に注意されて苛立ったとき、怒鳴り返した行動を自省する』
・『自省したが、悪かった点を見直して反省ができなかった』
まとめ
自分がやったことを見直す行為するときは「自問」を使い、やったことに対して反省するときは「自省」を使います。
どの場面でどちらを使えばよりそのときに合う言葉になるのか、自分なりに使い分けてみるといいでしょう。