この記事では、「主語」と「主部」の違いを分かりやすく説明していきます。
「主語」とは?
文の成分のひとつとなる「主語」。
「主語」とは、文において、述語が示す動作や作用、属性などの主体を表す部分となります。
「誰が」や「何が」という部分が「主語」となり、一文節で表されます。
見分け方のポイントは、述語に対して、「は」、「が」、「も」、「こそ」、「さえ」、「まで」、「だけ」などが付けば「主語」になります。
例えば、「彼女は大学生です」の場合、「主語」は「彼女」。
「山が高い」の場合、「主語」は「山」になります。
「主部」とは?
文の成分のひとつとなる「主部」。
「主部」とは、文の構成上、「主語」とその修飾語からできている部分となり二文節以上となります。
「主部」は「主語」と同じ役割を担う部分ですが、二文節以上を示すものとなります。
例えば、「美しい花が咲いています」の場合、「主部」は「美しい花」。
「緊張した私は失敗してしまった」の場合、「主部」は「緊張した私」になります。
「主語」と「主部」の違い
「主語」と「主部」の違いを、分かりやすく解説します。
「主語」は、文において、述語が示す動作や作用、属性などの主体を表す部分で一文節。
「主部」は、文の構成上、「主語」とその修飾語からできている部分となり二文節以上になります。
この一文節と二文節以上といった点に「主語」と「主部」の大きな違いがあります。
例えば、「女優になりたいと思った私は上京することを決意しました」の場合、「主語」は「私」の一文節。
「主部」は「女優になりたいと思った私」の二文節以上となります。
このように、文章の中で、「誰が」や「何が」という一文節が「主語」となり、「主語」と同じ働きをする二文節以上が「主部」になります。
まとめ
以上のような違いがある「主語」と「主部」。
ポイントは、一文節なのか。
それとも、二文節以上なのか。
といった点になります。