「猫に鰹節」と「他人に鍵を預ける」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「猫に鰹節」と「他人に鍵を預ける」の違いとは?違い

この記事では、「猫に鰹節」「他人に鍵を預ける」の違いを分かりやすく説明していきます。

「猫に鰹節」とは?

最初から敵が有利な立場になると分かっている状況であるのに、なんら手を打たなかったため自らが損失を被る状況になることを「猫に鰹節」【ねこにかつおぶし】といいます。

猫は何よりも鰹節が好物であると誰もが知る事実であるのに、番を任せては食べられてしまう状況から、立場が有利な者に利益が出る仕事を与えては自分の方が損してしまう職場で使われている言葉です。


「他人に鍵を預ける」とは?

いくら面識がある人でも、信用して大事な物を渡してしまえば災いが起きるといった意味として使われている言葉が「他人に鍵を預ける」【たにんにかぎをあずける】です。

顔見知りであっても悪人かもしれないので、本気で信用して玄関の鍵を預けようものなら留守の時に入って物を盗まれるので、うかつに大事なものを預けてはいけないという言葉になります。


「猫に鰹節」と「他人に鍵を預ける」の違い

「猫に鰹節」「他人に鍵を預ける」の違いを、分かりやすく解説します。

明らかに最初から相手の支配下になってしまう愚かな状況を回避できず、自分に災いが起きてしまうところが馬鹿だと感じさせることを「猫に鰹節」といいます。

もう一方の「他人に鍵を預ける」は盗みを働く者に大事な家の鍵を簡単に預けては危ないという意味で使われている言葉です。

親しそうに声をかけてくる者ほど悪い考えをして、お金を盗みに入る場合があるため簡単に鍵を預けるのは愚かという意味があります。

「猫に鰹節」の例文

・『部長であっても机の鍵を渡すのは猫に鰹節だ』
・『猫に鰹節を頭において、家族であっても車の鍵は預けない』

「他人に鍵を預ける」の例文

・『いくらご近所でも他人に鍵を預けるのは控えた方がよい』
・『他人に鍵を預ける1人暮らしの娘が心配でならない』

まとめ

問題があると分かっている状況で使う言葉ですが、どのようなとき使えばいいかいくつかの例を見て参考にしてみるといいでしょう。

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