この記事では、「気分」と「気持ち」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気分」とは?
「気分」には、快や不快などが一定期間持続すること、やや漠然とした心身の状態、その場の雰囲気、気質、などといった意味があります。
言い換えれば、「気まま」や「思い」、「心情」などと同じです。
人がある状況によってもたらされる、その時に感じるものが「気分」。
身体の状態によって生じる感情が「気分」となります。
「気持ち」とは?
「気持ち」には、物事に接した時に心に抱く考えや感情、物事に接した時に生じる心の状態、物事に対する心構え、身体で感じる快や不快といった感じ、といった意味があります。
加えて、「気持ち」には、ほんのわずか、といった意味もあります。
言い換えれば、「感情」や「情緒」、「心情」などと同じです。
何かに接した時に心に抱くものが「気持ち」となり、その「気持ち」には快や不快が存在します。
「気分」と「気持ち」の違い
「気分」と「気持ち」の違いを、分かりやすく解説します。
「気分」と「気持ち」が共通して持つ意味は身体や心の状態を指す点です。
「気分」も「気持ち」も、身体や心で快や不快と思うといった意味では同じ意味を持ちます。
ただし、「気持ち」の場合は身体や心で思うだけでなく考え方も意味します。
「彼の気持ちがわからない」などは、「気持ち」だけが持つ意味となります。
また、「気分」は、その時々の身体や心の状態を意味しますが、「気持ち」の場合は決して一時的だけではなく持続性のある場合も少なくありません。
「気分」の例文
・『暑さで気分が悪くなりました』
・『今朝は、良い気分で目覚めることができました』
「気持ち」の例文
・『彼の本当に気持ちを確かめたい』
・『今朝は、とても気持ちの良い朝です』
まとめ
「気分」と「気持ち」の違いは以上です。
どちらも、身体や心の状態や感情、考え方などを意味する言葉ですが、それぞれ異なった意味も持つ言葉になります。