「能動的」と「受動的」ではどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「能動的」と「受動的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「能動的」とは?
「能動的」とは、「自らすすんで他に働きかけること」を意味する言葉です。
自分で積極的に他のものへと関わりを持とうとする様子を指します。
他のものがどう動くかは関係なく自らの判断で行動し積極的に物事に関わったり他のものに干渉したりしようとする態度を示す表現です。
「受動的」とは?
「受動的」とは、「他からの働きかけを受けるさま」を意味する言葉です。
自分から動くのではなく他からの関わりや干渉によって作用を受けることを指します。
一般的には自分からすすんで行動するのではなく、他者が自分に対し行動してから動き出す態度に対して用いる表現です。
自分の意志や判断により動くのではなく他者の判断にゆだねているため必ずしも自分にとってベストな選択肢を選べるとは限りません。
「能動的」と「受動的」の違い
「能動的」と「受動的」の違いを、分かりやすく解説します。
「能動的」と「受動的」の違いは「自分の意志」です。
自分の意志で考えて判断し積極的に動くのが「能動的」で、自分の意志では動かず他人の意志によって動かされるのが「受動的」という違いで区別されます。
「能動的」は自らの意志を実現しようという積極的な行動であり希望や目標を達成するのにふさわしい選択肢を選べますが、自分からは進んで動かない「受動的」は行動の選択肢を他者が選びそれに付き合う形になるため望ましい行動が取れないこともあります。
自分から積極的に何かしようとするのが「能動的」で人任せにする消極的な態度が「受動的」です。
「能動的」の例文
・『能動的に動かないと時間が足りなくなる』
・『能動的な態度が高く評価された』
「受動的」の例文
・『自ら動こうとしない受動的な態度では何も始まらない』
・『できることが何もない状況では受動的になるのも仕方がない』
まとめ
「能動的」と「受動的」は正反対の意味に当たる反対語の関係です。
日常的にもよく使われる表現なので知っておきましょう。
