この記事では、「童心に帰る」と「童心に返る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「童心に帰る」とは?
童心に帰るとは、大人が子供の頃のような真っすぐな心に戻ることをいいます。
童心は「どうしん」といい、子どもの心や子どものような純真な心を表しています。
「帰る」には、元の場所に戻るという意味があります。
大人になると子どもの頃のように純粋に遊びを楽しめなかったり、損得勘定が働いてしまうことも多いと思います。
童心に帰るとは、子どもの頃のような純粋さを取り戻して無邪気に遊んだり損得勘定抜きに考えたりすることを表しています。
「童心に返る」とは?
童心に返るも童心に帰ると意味は同じで、子どもの頃のような純粋な気持ちに戻ることをいいます。
「返る」には、元の状態に戻るという意味があります。
童心に返るは、心が子どもの頃のような純粋で無邪気な状態に戻ることを表しています。
「童心に帰る」と「童心に返る」の違い
童心に帰るも童心に返るも「童心にかえる」と読みます。
意味も全く同じで、「帰る」と「返る」の漢字が異なっているだけです。
どちらかの漢字が間違っているように思えますが、実は「童心にかえる」の漢字は明確に決められてはいません。
「童心に帰る」も「童心に返る」も間違っているわけではなく、どちらも正しいのです。
そのためどちらを使うこともできますし、童心にかえるとひらがなで表記することもあります。
「童心に帰る」の例文
・『子ども達と遊んでいると自分も童心に帰る』
・『幼馴染と会うといつも童心に帰る』
「童心に返る」の例文
・『鬼ごっこをするといくつになっていても童心に返ることができる』
・『あなたが童心に返ってはしゃぐ姿を初めて見た』
まとめ
童心に帰ると童心に返るは漢字が違うだけで、意味は全く同じです。
どちらかの漢字が間違っているというわけではありません。
どちらも使用することができます。