この記事では、「カッパ」と「レインコート」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カッパ」とは?
日本では、雨や雪が降っているときに着る衣類を「カッパ」といいます。
服の上から着る防水性があるビニール製の雨具を指す言い方で、なかにはナイロン製もあるなど、頭から脚まで雨に濡れないように着る雨具です。
元々はポルトガル人が江戸時代に“CAPA”と書いて(カッパ)と着るものを伝えた後に、国内では桐油を表面に塗った和紙で作った紙合羽が作られました。
現在では膝上、下と様々な長さが揃います。
「カッパ」は半透明なものが多く出回っていて、安価で薄いものが揃う雨具です。
「レインコート」とは?
雨が降ってきたとき、服の上に着て雨から全身が濡れるのを防ぐ衣類が「レインコート」です。
水を弾く機能性があるので、傘をささなくても胸や背中、腰といった部分が濡れません。
頭を雨から守るフードも付いているものが多く、髪の毛や首もしっかり濡れずに外を歩けます。
丈の長さは膝上が中心で選べるのが魅力です。
「カッパ」という呼び方は衣類の中に含まれる総称であり、コアテックスの布地で防水性に優れているものを指します。
この「レインコート」が登場したのは1823年で、ゴム製の防水機能がある布を開発したチャールズ・マッキントッシュが世の中に広めました。
「カッパ」と「レインコート」の違い
「カッパ」と「レインコート」の違い、分かりやすく解説します。
日本では中高年の間で「レインコート」を「カッパ」と呼ぶ人が多い傾向が見られます。
「カッパ」の素材はナイロンやビニールといった安価なもので作られていて、1,000円以下で買えるものが多く見られます。
「レインコート」はアウターと同じものとして捉える人が多く、価格も高めに設定されている衣類です。
お洒落なコートとしてブーツに合わせられる色や柄に拘っています。
また、丈は膝上までが多いのに対して、膝下まで長さがある「カッパ」は工事現場や警備、畑などで仕事するときや、両手を使いたいと思う野外から工場作業、雪かきにも使われていますが、「レインコート」は街や会社に行くときに着る衣類です。
まとめ
雨から身を守るため着るものを2つご紹介しましたが、丈の長さや素材、誕生した由来に違いがあります。
公式メーカーや動画などで比較してみるといいでしょう。