「出くわす」と「出会う」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「出くわす」と「出会う」の違いとは?違い

この記事では、「出くわす」「出会う」の違いを分かりやすく説明していきます。

「出くわす」とは?

人や動物、出来事と思いがけなく行きあうことをいいます。

偶然、ばったりと会うことを表しています。

漢字では「出会す」あるいは「出交す」と書きます。

「でくわす」といいますが、「でっくわす」ということもあります。

偶然性が高いものに限定されるので、普段からよく顔を合わせている人に会った時には出くわすとはいいません。

「出くわす」には驚いたというニュアンスが含まれています。


「出会う」とは?

「出会う」とは、人や出来事などに偶然行きあうことをいいます。

「会う」と意味はほとんど同じですが、「会う」よりも「出会う」の方が偶然性が高いことを表しています。

「出会う」も普段からよく顔を合わせている人に対しては使いません。


「出くわす」と「出会う」の違い

「出くわす」「出会う」も、人や出来事に偶然行きあうことをいいます。

どちらも偶然会った場合に使われますが、「出くわす」の方がより偶然性が高いです。

そのため「出くわす」には、驚いたというニュアンスが含まれています。

「出会う」には驚きのニュアンスはありません。

また、「出くわす」は会いたくない相手に出会った時に使われることが多いです。

「出くわす」の例文

・『山で山菜取りをしていると熊に出くわすことがあるから気をつけろ』
・『ひったくりの現場に出くわしてしまった』
・『彼を避けていても校内ではばったり出くわすことはある』

「出会う」の例文

・『毎日自宅と職場を往復しているだけなので人と出会う機会がない』
・『素晴らしい芸術と出会うために美術館に行こう』
・『海外に引っ越したら多くの人と出会うだろう』

まとめ

「出くわす」「出会う」も偶然、人や出来事に行きあうことをいいますが、「出くわす」の方が「出会う」よりも偶然性が高いです。

「出くわす」には驚きのニュアンスが含まれています。

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