この記事では、「思慕の念」と「思慕の情」の違いを分かりやすく説明していきます。
「思慕の念(しぼのねん)」とは?
まず、「思慕」とは「思い慕うこと」や「恋しく思うこと」を意味する言葉です。
そして、「念」には「心に留めて忘れない」や「念のため」、「読む」と「唱える」という意味が含まれていますが、ここでは「思う」や「考える」、「思い」という意味で使われています。
したがって、「思慕の念」は「思い慕う気持ち」や「恋しく思う気持ち」などのニュアンスを表す言葉になります。
「思慕の念」の使い方
「思慕の念」は「思い慕う気持ち」や「恋しく思う気持ち」などの意味合いを表す名詞です。
「思慕の情(しぼのじょう)」とは?
「情」には「おもむき」や「味わい」の他、「心」や「気持ち」、「情け」や「真心」、「思いやり」、「異性間の愛」という意味も含まれています。
したがって、「思慕の情」は「思い慕う気持ち」や「恋しく思う心」などのニュアンスを表す言葉になります。
「思慕の情」の使い方
「思慕の情」は「思い慕う気持ち」や「恋しく思う心」などの意味合いを表す名詞です。
「思慕の念」と「思慕の情」の違い
「思慕の念」と「思慕の情」はどちらも「思い慕う気持ち」や「恋しく思う心」というニュアンスを表す名詞です。
したがって、二語は類義語の関係に当たると解釈できるでしょう。
「思慕の念」や「思慕の情」と同じような意味を含める言葉には「恋慕(れんぼ)」や「慕情(ぼじょう)」、「恋わずらい」、「恋い慕う」、「愛慕(あいぼ)」、「愛寵(あいちょう)」、「傾慕(けいぼ)」、「恋着(れんちゃく)」などがあります。
「思慕の念」の例文
・『彼女を一目見た時から思慕の念を抱かずにはいられなかった』
「思慕の情」の例文
・『勇気を出して思慕の情を綴った恋文を彼女に渡すことにした』
まとめ
「思慕の念」と「思慕の情」はどちらも同じような意味を含める類義語の関係に当たるということでした。