自家用車を所有していて、タイヤを替えたことがある方ならご存知のように、タイヤにはその性能や特質を表すコードが付けられています。
たとえば「165/55R15 91H」のようなものです。
これにはすべて意味がありますが、あまり話題にならないのは「91S」の部分です。
それでは、この「91S」とはどういう意味でしょうか。
また、「91H」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「91S」と「91H」の違いを分かりやすく説明していきます。
「91S」とは?
「91S」とは、自動車用のタイヤを選択する時に目安にするタイヤの性能をコード化したものの一部ですが、数字部分の「91」はロードインデックス、あるいは最大荷重指数というもので、最大でどのくらいの重量まで通常の性能を発揮できるかというものです。
数字はそのまま重量になるわけではなく、それぞれ対応する重量がきめられています。
最後のアルファベットは速度記号、あるいはスピードレンジと呼ばれているもので、それぞれ最高速度が決められています。
この「S」の場合は最高速度が時速180kmとなります。
「91H」とは?
「91H」とは、自動車用のタイヤを選択する時に目安にするタイヤの性能をコード化したものの一部です。
それぞれの意味に関しては既に解説しましたが、最後の「H」は最高速度時速210kmとなります。
「91S」と「91H」の違い
「91S」と「91H」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、自動車用のタイヤに印刷されているロードインデックスと速度記号であることは同じですが、アルファベット部分の速度記号が違います。
つまり、どのくらいの最高速度まで通常の状態で使用できるかというものです。
前述したように、この速度記号はたくさんあり、よく見かけるものは時速180kmの「S」、時速190kmの「T」、時速200kmの「U」、時速210kmの「H」、時速240kmの「V」あたりですが、それ以上の「W」や「Y」も存在しています。
したがって、「91S」ならば、最大荷重のインデックスが91、つまり615kgまで、最高速度は180km/h であり、「91H」の場合は、同様に最大荷重が615kgで、最高速度が210km/hということになります。
まとめ
この記事では、「91S」と「91H」の違いを、解説してきました。
タイヤを購入する時には今回お話しした内容を思い出して、適切なものをご購入いただければ幸いです。
どれが良いのかわからない場合は自動車についてきたユーザーズマニュアル化、車内のどこかにヒュ時があるはずです。