「再燃」と「返り咲き」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「再燃」と「返り咲き」の違いとは?違い

この記事では、「再燃」「返り咲き」の違いを分かりやすく説明していきます。

「再燃」とは?

「再燃」は再び燃えると書きます。

この言葉の通り、消えた火が再び燃えだすことを意味します。

加えて、衰えていた物事が勢いを盛り返すといった意味もあり、「ブームが再燃する」といった形で使用します。

また、解決したと思われていた物事に対し再び問題になることといった意味があり、「争いが再燃する」といった形で使用します。

他の言葉に言い替えると「ぶり返す」です。

そのほか、治まっていた病状が再び悪化するといった意味もあり、他の言葉に言い替えると「再発」になります。


「返り咲き」とは?

「返り咲き」には2つの意味があります。

1つ目は春に咲く花が小春日和に誘われて時節でもないのに再び咲くことです。

「二度咲き」「狂い咲き」といった言葉で表現されることもあります。

2つ目は一度失った地位に再び就くことを意味し、「カムバック」「復帰」「再起」などといった言葉で表現されることもあります。


「再燃」と「返り咲き」の違い

「再燃」「返り咲き」の違いを、分かりやすく解説します。

「再燃」は勢いを盛り返すといった意味合いが強い言葉で、「返り咲き」は一度はやめざるを得なかったことを再び始めるといった意味合いが強い言葉になります。

「再燃」は物事や感情が再び盛り返すことを意味する一方、「返り咲き」は特定の活動や物事などが再び始まることを意味するといった違いがあります。

このように、再び盛り返すのか。

それとも、再び始まるのか。

この点に大きな違いがあります。

「再燃」の例文

・『子育ても終了し昔やっていた趣味が再燃してきました』』
・『父の病気が再燃したと連絡があった』

「返り咲き」の例文

・『春に見事に咲き誇った花が夏にも返り咲きした』
・『彼は見事に日本代表選手に返り咲きした』

まとめ

以上のような違いのある「再燃」「返り咲き」

そのため、適切に使い分ける必要があります。

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