「静か」と「静黙」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「静か」と「静黙」の違いとは?違い

この記事では、「静か」「静黙」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「静か」とは?

車の音もしない、人の話し声さえしないとても落ち着く状況を「静か」【しずか】といいます。

「この旅館はとても静かだ」というように、足音もしない、宴会する声すら聞こえてこないのでとても落ち着くという意味になるのです。

「もの静かな人」といった言い方すれば大声を出したりせず、穏やかに行動ができる素敵な人という意味もあります。

それほど煩さがなく、遠くの犬が吼える声が耳に届くほど静寂した状況を指す言葉です。


「静黙」とは?

人の邪魔することもなく、静かに黙っているさまを「静黙」【せいもく】といいます。

周囲に聞こえるように会話したり、邪魔するように行動するのではなく、あくまでも存在が目につかないようひっそりいる姿を指すのです。

また、隣の人が話しかけても口をきかず、ひたすら沈黙している様子を伝えられます。

それほど談話するのを避けて、黙っている人を指す言葉です。


「静か」と「静黙」の例文

ここでは「静か」「静黙」の違いを、分かりやすく解説します。

周囲から音がまったく聞こえてこない状況を「静か」といいます。

「静かな場所」といえば、乗り物の音がしないは、足音さえ聞こえない静寂した所を指すのです。

人がほとんど歩いていない閑静な住宅街を指したり、静寂が漂う場所という意味で使われています。

もう一方の「静黙」は人に話しかけられても簡単には応じず、声すら出さず沈黙する様子を伝える言葉です。

「静か」の例文

・『幕が上がる前に漂う静かな空間に身が引き締まる』
・『葉巻を吸って静かに煙を吐く紳士の姿が格好良い』

「静黙」の例文

・『講習中は静黙を守り、しっかり指導に耳を傾ける』
・『厳しい教師の授業では、生徒が静黙を守って教わる』

まとめ

「静」を使った言葉ですが、どのように使えば静寂が漂う状況を表せるか目を向けて、いかに無音な世界が広がるか伝えてみましょう。

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