この記事では、「ヤマアジサイ」と「ガクアジサイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヤマアジサイ」とは?
ヤマアジサイは、山紫陽花と漢字表記もされる言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば分かる事でしょうが、山や寺院等の意味を持っているヤマの文字に、落葉低木の1種という意味を有するアジサイの文字を加える事によって成立した言葉となっています。
以上の事からヤマアジサイは、ユキノシタ科の落葉低木で山地の沢沿いに生える事が多い植物です。
「ヤマアジサイ」の言葉の使い方
ヤマアジサイは、山中で良く見られるアジサイに対して用いられる言葉となっています。
更にアジサイの中で、産毛が多く生えて葉に艶がないというアジサイに対して、このヤマアジサイの言葉が駆使されているのです。
「ガクアジサイ」とは?
ガクアジサイは、額紫陽花と漢字で書かれる言葉となっています。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、額縁等の意味のガクの文字に、ユキノシタ科の落葉低木といった意味があるアジサイの文字を付け足す事により完成した言葉です。
そのためガクアジサイは、海岸近くの暖かい場所に自生するアジサイを表します。
「ガクアジサイ」の言葉の使い方
ガクアジサイは、アジサイの1品種で日本原産のアジサイに対して使われる言葉です。
古くから日本に自生しているアジサイで、産毛がなくて葉に艶があるという特徴があるアジサイに対して、このガクアジサイという言葉が使用されています。
「ヤマアジサイ」と「ガクアジサイ」の違い
ヤマアジサイとガクアジサイの文字表記を比べれば、ヤマとガクという文字の違いを見付ける事が可能です。
所がその他のアジサイの文字を同じで、文字通りアジサイの品種を表現する言葉となっています。
ただしヤマアジサイは、特に山地に自生して、5月下旬から6月頃と早めに開花するのです。
一方のガクアジサイは、暖地の海岸近くに自生する事が多く、開花時期は時期は6月中旬から7月頃となっています。
まとめ
2つの言葉は、共通する文字が指し示す通り、共にアジサイの品種を表す言葉です。
もっともヤマアジサイは、山地の沢沿い等に生える事が多く、産毛が沢山生えて葉に艶がありません。
対するガクアジサイは、古くから日本の暖地に自生し、産毛がなく葉に艶があるアジサイに使われる言葉です。