この記事では、「そこで」と「したがって」の違いを分かりやすく説明していきます。
「そこで」とは?
前で述べたことを受けて次の事柄を導く言葉が「そこで」です。
また、話題を変える際や話題を元に戻す際にも「そこで」を使用します。
「なので」や「ですから」、「つきましては」、「そのため」などと同じような意味として使用することができる言葉になります。
例えば、色々と話を聞いたうえでお願いしたことがある場合、「そこで、1つお願いしたことがあります」などといった形で使用します。
「したがって」とは?
前の条件によって順当にあとの事柄が起こることを表す言葉が「したがって」です。
「なので」や「そんな訳で」、「であるからして」、「それにより」などと同じような意味として使用することができる言葉です。
例えば、A君が熱を出し学校を休む場合、「A君は熱を出しています、したがって、学校を欠席します」などといった形で使用します。
「そこで」と「したがって」の違い
「そこで」と「したがって」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ、文と文の合間に使用する言葉ですが、それぞれが持つ意味に違いがあります。
「そこで」は、前で述べたことを受けて次の事柄を導く言葉。
「したがって」は、前の条件によって順当にあとの事柄が起こることを表す言葉です。
「そこで」は話をしている人、書いている人の意志が関係する時に使用され、「したがって」は結果が必然的に導き出される時に使用する言葉になります。
「そこで」の例文
・『彼女にうまく告白することができません、そこで恋愛経験豊富なあなたに相談があります』
・『いろいろな経験をしたいという夢があります、そこで思い切って海外移住を決意しました』
「したがって」の例文
・『10時から12時までエレベーターは点検しております、したがって、エレベーターではなく階段をお使いください』
・『今月いっぱい予約で埋まっております、したがって、ご来店は来月以降にお願いします』
まとめ
「そこで」と「したがって」は以上のような違いに注意し使い分ける必要があります。