この記事では、「妖艶」と「艶麗」の違いを分かりやすく説明していきます。
「妖艶(ようえん)」とは?
「妖艶」は「妖しいほどに美しく、なまめかしいことやその様」を意味する言葉です。
「妖」という漢字には「あやしい」や「あやしげな」、「もののけ」、「わざわい」という意味の他、「なまめかしい」や「あでや」という意味も含まれています。
「麗」は「うるわしい」や「美しい」、「きらびやか」、「うららか」、「穏やか」、「ならぶ」、「つらなる」、「はなれる」などの意味を表す漢字です。
「妖艶」の使い方
「妖艶」は名詞としてや形容動詞として「妖艶だ」のように使われています。
「艶麗(えんれい)」とは?
「艶麗」は「容姿があでやかで美しいことやその様」、「文章や絵画、音楽などの表現がはなやかで美しいことやその様」を意味する言葉です。
「艶」という漢字には「なまめかしい」や「あでやかで美しい」、「いろつやがある」、「つや」、「男女の恋愛に関すること」、「うらやむ」という意味が含まれています。
「艶麗」の使い方
「艶麗」は名詞としてや形容動詞として「艶麗だ」のように使われています。
「妖艶」と「艶麗」の違い
「艶麗」は主に「容姿があでやかで美しいことやその様」を意味する言葉です。
一方、「妖艶」は「妖しいほどに美しく、なまめかしいことやその様」を意味する言葉であり、「艶麗」の意味をさらに強調した言葉と解釈できるでしょう。
「妖艶」の例文
・『妖艶な美貌を持つ女官に国王は夢中になった』
・『彼女の妖艶な姿に多くの男性が虜となってしまった』
・『あどけない子役だった彼女は大人になって妖艶な女優へと成長した』
「艶麗」の例文
・『きらびやかな衣装に身を包んだ彼女はとても艶麗だ』
・『艶麗なハリウッド女優に世界中が夢中となった』
・『艶麗な女性となった彼女はその美貌を駆使して成り上がっていった』
まとめ
「艶麗」の表す「容姿があでやかで美しいことやその様」という意味を強調した言葉が「妖艶」ということでした。
