この記事では、「タラバガニ」と「アブラガ二」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「タラバガニ」とは?
丸みがある甲羅の腹を持ち、中央部にとげが6個並ぶのが「タラバガニ」であり、脚にも突起がいくつも見られます。
その脚は他の蟹と比べると倍以上も太く、丸みがあるのも特徴的です。
茹でると殻は真っ赤に色づき、食欲をそそる色になるわけです。
お湯で茹でると身はほぐれやすくなり、淡白ながらも濃厚な蟹の身の味が楽しめます。
そんな「タラバガニ」はヤドカリの一種であり、花咲きガニと同類の蟹です。
足の裏は赤く、体表は紫色と茶色が混ざっています。
「アブラガニ」とは?
4個のとげが甲羅にあり、生きていればハサミの根元が青っぽく見えるのが「アブラガニ」です。
甘みが強く、茹でた後は濃厚な甘みと旨みが楽しめる蟹でもあります。
ブルー色が見られる体表と、お腹は角度が急激に落ちる隅の形状になっているわけです。
足の爪がとても長く、その足裏は赤と白のまだらが出ています。
茹でれば甲羅が油を塗ったようにてかる「アブラガニ」は、ぷりっとした食感が楽しめるのも選ばれるところです。
「タラバガニ」と「アブラガニ」の違い
「タラバガニ」と「アブラガニ」の違いを、分かりやすく解説します。
濃厚な味を楽しめる「タラバガニ」は身が太く、口の中でほぐれて食べやすい蟹です。
爪が「アブラガニ」よりも短く、腹部分は丸みがあり、甲羅にはとげが6個並び、脚がとても太いので食べ応えがあります。
もう一方の「アブラガニ」は爪の先端がとても長く、甲羅部分にはとげが4個並ぶのも個体に見られる特徴です。
また、蟹の漁期は「タラバガニ」が気温の高い7月から寒くなる12月にかけて行われますが、「アブラガニ」は最も気温が低くなる1月から6月といった梅雨の時期に入るまで漁するところが違います。
まとめ
どちらも蟹を指すものですが、甲羅にあるとげの数や脚の太さ、茹でた後に違いが出ますので、資料や画像、味を見比べてみるといいでしょう。