今では、かなり喫煙者は減ってきていますが、昭和の時代には道端どころか、公共の電車の中やバスの中でも普通に喫煙をしていました。
その後受動喫煙という理由もあり、ほぼ見ることはなくなりました。
この状態では、すでに喫煙者はかなり肩身の狭い思いをしているはずなので、この機会に「百害あって一利なし」の喫煙をやめるという人も増えているでしょう。
それでは、この「百害あって一利なし」とはどういう意味でしょうか。
また、「百害無益」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「百害あって一利なし」と「百害無益」の違いを分かりやすく説明していきます。
「百害あって一利なし」とは?
「百害あって一利なし」とは、文字通り、たくさんの害があるのに対して、いいことは全くないという意味で使われる言葉です。
「一利」というのは、一つの利益という意味になります。
「百害無益」とは?
「百害無益」とは、たくさんの害があるが、良いとことは全くないということを表す言葉です。
あまりポピュラーな4文字熟語ではありませんが、字を見れば意味は簡単に想像がつきます。
「百害あって一利なし」と「百害無益」の違い
「百害あって一利なし」と「百害無益」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、たくさんの害があるのにいい事はないということを意味するという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「百害あって一利なし」は日本でよく使われる言葉ですが、「百害無益」は韓国でよく使われる言葉であるということになります。
伝えたい意味としては全く同じだと言っても良いでしょう。
もちろん、韓国では現在はあまり漢字を使わないので、「ペッケムイク」という韓国語として使われています。
「百害あって一利なし」の例文
・『喫煙は百害あって一利なしというのは昔から定番の表現です』
・『こんなことで悩んでいるのは百害あって一利なしと言えるでしょう』
「百害無益」の例文
・『百害無益というのは今ではほとんど使われていません』
・『百害無益という言葉は韓国の中ではことわざとしてよく使われています』
まとめ
この記事では、「百害あって一利なし」と「百害無益」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。