この記事では、「一期一会」と「巡り会い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一期一会」とは?
一期一会の一期には、人が生まれて死ぬまでの期間という意味があります。
そのため、一期一会は、「一生に一度」という意味があり、一生に一度の出会いということができます。
また、この言葉は千利休の弟子が述べた言葉であり、「開催する茶会は、一生に一度の出会いと思って真剣に参加しなさい」というお茶の席での心得を述べたとものとされています。
このことから、一生に1回の出会いのご縁を大切にしなさいという例えで使われることが多いです。
「巡り会い」とは?
巡り会いは、長い間離れていた人同士が、思いがけない形で再び会うことや、はじめて会う人同士でも、もともと会うことが定めとして決まっていたというような場合に使われている言葉です。
「一期一会」と「巡り会い」の違い
「一期一会」と「巡り会い」の違いを、分かりやすく解説します。
一期一会も、巡り会いも人との出会いに関して使われていますが、一期一会の場合は、一生に一度の出会いという意味があります。
巡り会いは、再び会うという意味もあるので、その点で違いが生じています。
また、巡り会いに関しては、人だけでなくモノに対しても使われることがあります。
「一期一会」の例文
・『旅行先での出会いは一期一会である』
・『一期一会の人生、一瞬一瞬を大切にしよう』
「巡り会い」の例文
・『探していた人にやっと巡り会えた』
・『探し求めていたモノにやっと巡り会えた』
まとめ
一期一会と巡り会いの違いをお伝えしました。
一期一会は、特別な出会いを表現する際や、出会いを大切にしたい、今の瞬間を大事にしたいというような場合に、使われることが多いです。
巡り会いは、再び出会う、見つかるというような意味で使われることが多いので、一期一会とは違った意味と言えます。
正しい使い方を理解して使い分けしましょう。