「清楚」と「純粋」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「清楚」と「純粋」の違いとは?違い

この記事では、「清楚」「純粋」の違いを分かりやすく説明していきます。

「清楚」とは?

清楚とは、飾り気がなく清らかなことをいいます。

清楚の「楚」は、トゲのある小さな木を意味する「茨」や中国原産の「人参木」を表す漢字です。

茨も人参木も可憐で可愛らしい花を咲かせることからすっきりしているという意味になり、飾り気のないことを表すようになりました。

服装や女性について表現する際などによく使われる言葉です。


「純粋」とは?

純粋とは、混じり気がないことをいいます。

また、邪念や私欲がないといった意味でも使われる言葉で、人の心や精神面の状態を表すこともあります。

それから純粋は、ひたむきなことやそのことだけを一途に行うといった意味でも用いられます。


「清楚」と「純粋」の違い

清楚は飾り気がなく清らかなことを表していて、純粋は混じり気がないことや邪念・私欲がないことを表す言葉です。

人を表現する場合、清楚は身なりやその人の持つ雰囲気などを表します。

それに対して純粋は、その人の心や精神面を表しています。

自分の気持ちに正直だったり、素直だったりすることを純粋と表現することが多いです。

「清楚」の例文

・『彼女は発表会で清楚なワンピースを着ていた』
・『結婚式ではゴージャスなウェディングドレスよりも清楚でシンプルなウェディングドレスを選びたい』
・『私の親友はとても清楚で優しい女性だ』

「純粋」の例文

・『何か下心があるわけではなく彼女は純粋にあなたと知り合いたかっただけだと思う』
・『もう還暦に近いのに彼は純粋な少年の心を持ったままだ』
・『元のデータに差があるのでこれは純粋な比較とはいえない』

まとめ

清楚は飾り気がなく清らかなことで、純粋は混じり気がないことや邪念、私欲を持っていないことです。

服装を表す場合には清楚を使います。

清楚な服とはいいますが、純粋な服とはいいません。

また、人の心や精神面を表す場合には純粋を使います。

違い
違い比較辞典