この記事では、「淡泊」と「あっさり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「淡泊」とは?
「淡泊」とはしつこさや嫌味がないことを指します。
色や味であったり感情や印象に対して使われる言葉であり、淡いという字が使われていることからそれらが何らかの形で薄いという意味合いで使われがちです。
また淡泊はただ色や味が薄いだけでなく、その中にも複雑さがあるという場合にも使われる点も特徴と言えます。
「あっさり」とは?
「あっさり」とはしつこさや嫌味がないことや、複雑さがなく簡単なことを指します。
淡泊と同じように色や味や感情についても使われますが、物事の状態に関しても使われる言葉です。
複雑ではなく簡単というと単調で悪いことと思われるかもしれませんが、ネガティブなイメージではなくむしろ良い意味でシンプルという扱いで使われます。
「淡泊」と「あっさり」の違い
「淡泊」と「あっさり」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもしつこさや嫌味がないという意味を持った上で、味や色や感情が薄いという意味合いで使われるのが「淡泊」で、複雑さがなくシンプルという意味で使われるのが「あっさり」です。
言葉遣いとしては「淡泊」は良い意味で使われることもあれば関心を持たないという悪い意味で使われることもありますが、「あっさり」はポジティブな意味合いで使われて悪い意味で使われることは基本的にありません。
「淡泊」の例文
・『淡泊な白身魚が好きだ』
・『恋愛に淡泊な男性』
「あっさり」の例文
・『あっさりとしたスープ』
・『用事があっさりと片付いた』
まとめ
「淡泊」も「あっさり」もいくつかあるしつこさや嫌味がないことを表す言葉の一つですが、「淡泊」は色や味や感じなどが薄い場合に使われ、またその薄さの中にも複雑さがあるという表現にも使われます。
一方で「あっさり」はしつこさや嫌味がなく、同時に複雑さもなくシンプルなことを指す言葉なので、言葉の意味として共通している部分は多いですが、使い分けることで違った意味合いを表現できるでしょう。