「是非是非」と「是が非でも」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「是非是非」と「是が非でも」の違いとは?違い

この記事では、「是非是非」「是が非でも」の違いを分かりやすく説明していきます。

「是非是非」とは?

「是非是非」とは、「是非」を重ねた言葉です。

重ねて使用することで、より意味を強調し使用することが可能になります。

「是非」には、心を込めて強く願うといった意味があり、「是非是非」とは、「どうか」「何が何でも」「何卒」「どうしても」といった意味で用いられる言葉になります。

例えば、「是非是非、いらっしゃってください」とは、「どうか、いらっしゃってください」「何が何でもいらっしゃってください」といった意味を持ち用いられる言葉になります。


「是が非でも」とは?

「是が非でも」とは、善悪に関わらず、何が何でも、といった意味になります。

「是が非でも」「是」には、正しいこと、道理にかなっていること、といった意味があります。

また、「非」には、正しくないこと、道理に反することといった意味があり、「是」「非」は対義語関係にある言葉です。

例えば、「是が非でも手に入れたい」の場合は、善悪に関わらず、どうしても手に入れたい気持ちを表す言葉になります。


「是非是非」と「是が非でも」の違い

「是非是非」「是が非でも」の違いを、分かりやすく解説します。

同じ「是」「非」を用いる2つの言葉ですが、それぞれ異なった意味を持つ言葉になります。

「是非是非」とは、どうか、といった意味を強調した言葉になります。

一方、「是が非でも」の場合は、善悪に関わらず、何が何でも、といった意味になります。

「是非是非」の場合は、誰かを招く際に用いられることが多い言葉ですが、「是が非でも」の場合は、善悪に関わらず、といった意味があることから、良い意味で用いられる言葉とは限りません。

その点に違いがあります。

「是非是非」の例文

・『是非是非、お待ちしております』
・『是非是非、我が家においでください』

「是が非でも」の例文

・『是が非でも、これだけは自分のものにしたい』
・『今は是が非でも頑張らなければならない』

まとめ

同じ漢字を用いる言葉でも、「是非是非」「是が非でも」には以上のような違いがあります。

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