この記事では、「清廉潔白」と「謹厳実直」の違いを分かりやすく説明していきます。
「清廉潔白(せいれんけっぱく)」とは?
「清廉潔白」は「心が清くて、私欲がなく、後ろ暗いことが一切ない様」を意味する言葉です。
「清廉」は「心が清らかで、言動に一切の私利私欲がないこと」を意味する言葉であり、「潔白」は「清らかで汚れが全くないこと」を意味する言葉です。
「謹厳実直(きんげんじっちょく)」とは?
「謹厳実直」は「非常に真面目で、冗談や浮ついたことを好まず、誠実で実直であること」や「極めて慎み深く、真面目で正直な様」を意味する言葉です。
「謹厳」は「慎み深くて厳格なこと」を意味し、「実直」は「真面目で正直な様」を意味する言葉です。
「清廉潔白」と「謹厳実直」の違い
「清廉潔白」は「心が清くて、私欲がなく、後ろ暗いことが一切ない様」を意味し、同じような意味を表す四字熟語には「晴れ渡った青空と日の光」、転じて、「潔白で後ろ暗いこが全くない様」を意味する「青天白日(せいてんはくじつ)」などがあります。
一方、「謹厳実直」は「非常に真面目で、誠実で実直であること」を意味し、同じような意味を表す四字熟語には「謹厳温厚(きんげんおんこう)」や「謹厳重厚(きんげんじゅうこう)」、「謹厳慎行(きんげんしんこう)」などがあります。
「清廉潔白」の例文
・『彼は清廉潔白な人物であることから、人望がとても厚い』
・『彼女の清廉潔白な人柄は私も見習わなければならない』
「謹厳実直」の例文
・『人から敬われたいのであれば、謹厳実直な振る舞いを心掛けなければならないと親から教わった』
・『彼は謹厳実直な人物と思われがちだが、プライベートは意外とだらしないらしい』
まとめ
「清廉潔白」は「心が清くて、私欲がなく、後ろ暗いことが一切ない様」を意味する四字熟語です。
一方、「謹厳実直」は「極めて慎み深く、真面目で正直な様」を意味する四字熟語ということでした。
