この記事では、「スーラータン」と「サンラータン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スーラータン」とは?
「スーラータン」とは、中華料理、もしくは四川料理や湖南料理に括られる中国料理のスープです。
酢、トウガラシ、胡椒がメインに使われているため、酸味がありつつ辛味もあるのが特徴です。
漢字では「酸辣湯」と表記され、中国語では「スワンラータン」のように発音されます。
他、広東語では「シュンラーットン」、上海語では「スーラータン」、台湾語では「スンロァットゥン」などとも発音されるようです。
基本的なレシピとしては、豆腐や鶏肉、タケノコ、長ネギ、キクラゲなどの具材を入れたスープを醤油や塩、しょうが汁で味を調え、最後に酢、トウガラシや胡椒、ラー油や豆板?などを加えます。
これに片栗粉でとろみをつけて、溶き卵を加えることもあります。
「サンラータン」とは?
「サンラータン」とは、先述した「スーラータン」と同じく、中華料理、もしくは四川料理や湖南料理に括られる中国料理のスープのことを指します。
漢字も「スーラータン」と同じく、「酸辣湯」と表記されます。
「スーラータン」と「サンラータン」の違い
結論から述べると、「スーラータン」と「サンラータン」はどちらも中華料理、もしくは中国料理のスープのことを指す同義語であり、どちらも漢字で「酸辣湯」と表記されます。
ちなみに、この「スーラータン/サンラータン」へ茹でた麺を加えたものは「スーラータンメン」、及び「サンラータンメン」と呼ばれています。
定かではありませんが、「スーラータンメン/サンラータンメン」は東京赤坂の老舗中華料理店でまかないとして出されたものが発祥とも言われているようです。
ちなみに、「スーラータン/サンラータン」は英語では“Hot and sour soup”と呼ばれており、アメリカでは中華料理の代表的なスープとして人気なのだそうです。
まとめ
「スーラータン」と「サンラータン」はどちらも中華料理、中国料理のスープの名称であり、同義語ということでした。