この記事では、「スーザフォン」と「チューバ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スーザフォン」とは?
スーザフォンとは金管楽器の一種で、歩きながら演奏できるように作られています。
大型のバルブ式の低音楽器で、チューバを改良して作られました。
アメリカの作曲家であるジョン・フィリップ・スーザの求めにより、楽器製造業者のジェームズ・ウェールズ・ペッパーが開発したといわれています。
スーザフォンは立って演奏できるように、演奏者が管を体に巻き付けているような形をしています。
パレードやマーチングで使われることが多く、ジャズに用いられることもあります。
「チューバ」とは?
チューバも金管楽器の一種で、低音を出す大型の楽器です。
チューバは金管楽器の中では最も大きく、音域によってテナーやバス、コントラバスといった種類に分けられます。
チューバ(tuba)の語源はラテン語で、「管」を表す言葉でした。
チューバはオーケストラや吹奏楽などに用いられる楽器です。
元々は軍隊用に開発された楽器でしたが、ウィーンの管弦楽団がチューバを採用したことによりオーケストラに取り入れられるようになりました。
「スーザフォン」と「チューバ」の違い
スーザフォンは、チューバを改良して生まれた金管楽器です。
チューバは重く、音を出すベルも上向きなので、歩いて演奏するのには向いていません。
そこで行進曲などに用いるためにスーザフォンが開発されました。
スーザフォンはベルが肩の上から前に出ています。
そのため音を前方に伝えることができます。
それからスーザフォンはチューバと異なり、管が体に巻き付いているような形状になっています。
まとめ
スーザンフォンは、チューバを改良して生まれた金管楽器です。
オーケストラや吹奏楽などで座って演奏するのがチューバで、マーチングなど立って演奏する楽器がスーザフォンになります。
スーザフォンはチューバの演奏者が演奏を行います。