「集塵機」と「掃除機」の違いとは?分かりやすく解釈

「集塵機」と「掃除機」の違いとは?違い

「集塵機」「掃除機」はどちらもちりやほこりを取り除く機械装置ですがどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「集塵機」「掃除機」の違いを解説します。

「集塵機」とは?

「集塵機」とは、「空中を漂うちりやほこりを吸い取って取り除ききれいな状態にする機械装置」です。


「集塵機」の使い方

木材を切断する工場や金属を削る工場などでは作業中に切りくずや削りかすなどの微細粉末が空気中を漂います。

そのような空気中を漂う微細なちりやほこりを取り除くための機械装置が「集塵機」です。

周囲の空気を吸い込んでちりやほこりをフィルターでこして取り除ききれいな空気のみを外部に排出します。

空気清浄機と同じような仕組みですが汚れを取り除く機能に特化しているため大量の不純物を吸い込んでも故障しません。

限定空間の空気中に漂う汚れを取り除くのに効果を発揮します。


「掃除機」とは?

「掃除機」とは、「床や地面に落ちたちりやほこりを吸い取って掃除する機械装置」です。

「掃除機」の使い方

空中を漂うちりやほこりは時間が経つと床や地面に落下して積もります。

下に落ちた汚れを吸い取って掃除するための機械装置が「掃除機」です。

車内の掃除に使う小型のものから商業施設の清掃に用いられる大型のものまでいろいろなサイズがあります。

モーターによる吸引力でちりやほこりを吸収しタンクやフィルターに貯めてからきれいな空気のみを外に排出するという基本的な仕組みはサイズが違っても同じです。

「集塵機」と「掃除機」の違い

「集塵機」「掃除機」の違いは「きれいにする場所」です。

「集塵機」は空気中を漂うちりやほこりなどを吸い込む機械で空中を対象に使うのに対し「掃除機」は床や地面に積もったちりやほこりを吸い込むのに使います。

「集塵機」は基本的に動かしたままで自動的に空気をきれいにしますが「掃除機」は人の手で掃除するのに使います。

「集塵機」の例文

・『工場に集塵機を設置する』
・『集塵機のフィルターを交換する』

「掃除機」の例文

・『掃除機で部屋を掃除する』
・『紙パック式の掃除機』

まとめ

「集塵機」「掃除機」は仕組みはよく似ていますがきれいにする対象と使い方が全く異なります。

違いを正しく理解し区別してください。

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