昔懐かしい日本の甘味を比較!この記事では、「芋かりんとう」と「芋けんぴ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「芋かりんとう」とは?
日本におけるサツマイモ生産量No. 1である鹿児島県土産として有名な食べ物だと言っていいでしょう。
短冊切りにしたサツマイモを水にさらした後に植物油で揚げて砂糖、水飴などを絡めたものです。
これとは別物で従来のかりんとうの製法に鹿児島県でしか作られていない“かんしょでん粉”を混ぜて揚げた短冊、角切りタイプではない芋かりんとうも存在します。
「芋けんぴ」とは?
昔ながらの高知県土産「けんぴ」をサツマイモを原材料にして作った事から芋けんぴと呼ばれる様になりました。
短冊切りにしたサツマイモを水にさらした後に揚げたものです。
鹿児島県の芋かりんとうとほぼ同じものを指します。
「芋かりんとう」と「芋けんぴ」の違い
「芋かりんとう」と「芋けんぴ」の違いを、分かりやすく解説します。
基本的にはどちらも同じもので鹿児島県での呼称か高知県の呼称、地域による呼び名の違いと言っていいでしょう。
厳密には芋かりんとうは九州の誇る“コガネセンガン”を利用して作られている事が多いと言えるでしょう。
鹿児島県はサツマイモ生産量No. 1なため地場地産で現地の土産屋では多種類の芋かりんとうが購入可能。
一方で高知県の芋けんぴは土佐紅などの高系14号品種をメインに生産されている事が多いと言えます。
大量生産されているスーパーやコンビニで購入できる芋かりんとう・芋けんぴはほとんどが九州産のサツマイモを使っており、両者に差は全くありません。
メーカーの商品名による違いだと言っていいでしょう。
ただし芋かりんとうには別種類のものも存在していました。
それは“かんしょでんぷん”や“サツマイモパウダー”を従来のかりんとうの生地に混ぜたり、糖衣がけの砂糖や水飴に加えたもの。
既存のかりんとうと同じサクッとした食感とホロリと口の中で溶けていく味わいを楽しむ事ができます。
またサツマイモならではの優しい甘味が味わえるのが特徴です。
まとめ
芋かりんとうと芋けんぴは基本的に同じレシピで作られており、地域による呼び名の違いしかありません。
ただし鹿児島県と高知県それぞれの地域である程度の価格帯のお土産としてのものは地場地産でブランド芋が使われ味わいの違いを生み出しています。
一般的なスーパーやコンビニで安価で購入できる大量生産品には差はありません。
メーカーの商品開発部次第でどちらにもなり得ると言っていいでしょう。
例外としては一般的なかりんとうの生地や糖衣がけにかんしょでんぷんやサツマイモパウダーを混ぜ込んで作ったものも芋かりんとうとして存在していました。
この芋かりんとうは芋けんぴとは形も食感も全く異なる物になっています。