この記事では、「引き去り」と「引き落とし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「引き去り」とは?
「引き去り」「ひきさり」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「力で手前に寄せて持ち去ること」という意味です。
2つ目は、「元の金額からある金額を減じること」という意味です。
「引き去り」の言葉の使い方
「引き去り」は名詞として「引き去りにする・した」などと使われます。
「引き」は動詞「引く」の連用形で「物の端を持って手近の所に寄らせる」「連れて行く」「除き去る」という意味、「去り」は動詞「去る」の連用形画名詞化した言葉で「ある場所から離れる」「除いてなくす」という意味、「引き去り」で「元の金額からある金額を除いてなくすこと」になります。
「引き落とし」とは?
「引き落とし」は「ひきおとし」と読み、意味は以下の通りです。
1つめは「相撲の技で、手前に引いて倒すこと」という意味です。
2つ目は「公共料金などを、預金口座から受取人口座へ指定日に送金するシステムのこと」という意味です。
「引き落とし」の言葉の使い方
「引き落とし」は名詞として「引き落とし にする・した」「引き落とし口座」などと使われます。
「引き」は動詞「物の端を持って手近の所に寄らせる」「連れて行く」「除き去る」という意味、「落とし」は動詞「落とす」の連用形が名詞化した言葉で「上から下へ勢いよく移動させる」「ものごとを処理する」という意味、「引き落とし」で「入金金額からある金額を送金する様に処理すること」になります。
「引き去り」と「引き落とし」の違い
「引き去り」は「元の金額からある金額を除いてなくすこと」です。
「引き落とし」は「入金金額からある金額を送金する様に処理すること」です。
「引き去り」の例文
「引き去り」の例文は以下の通りです。
・『特別徴収が給与引き去りになる』
・『生命保険の支払いを給与引き去りにする』
「引き落とし」の例文
「引き落とし」の例文は以下の通りです。
・『スマホ料金を自動引き落としにする』
・『引き落とし口座の残高が不足する』
まとめ
今回は「引き去り」と「引き落とし」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。