この記事では、「リーダーシップ力」と「指導力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リーダーシップ力」とは?
「リーダーシップ力」とはリーダーに求められる総合的な能力です。
主な能力としては部下をまとめて一つの目標や課題に一丸となって取り組ませる能力と、部下に助言を与えて能力を成長させる能力の二つが挙げられます。
それに部下への思いやりや気配りなどが加わった、リーダーというポジションに求められる多角的な能力がリーダーシップ力と呼ばれる能力です。
様々な能力からなる複合能力と言えますが、部下を統率する能力と指導する能力だけを取り上げてリーダーシップ力ということもあります。
「指導力」とは?
「指導力」とは部下や生徒といった立場の相手に助言したり知識を与え、相手の成長を促す能力です。
当然ですが教わる人が同じならどんな教え方をしても同じように育つというわけではありません。
なので指導する相手に合わせて適切に指導する能力が指導力です。
当人たちが成長できるように理解しやすい形でアドバイスしたり、能力や技術をステップアップさせやすいように経験を積む場面を用意するなどができる人は、指導力が高いと評されます。
「リーダーシップ力」と「指導力」の違い
「リーダーシップ力」と「指導力」の違いを、分かりやすく解説します。
部下をまとめ上げる能力と部下を成長させる能力を中心にしたリーダーとしての総合力が「リーダーシップ力」で、部下を成長させる能力が「指導力」です。
「リーダーシップ力」は統率力と「指導力」を中心にした能力とも言えます。
「リーダーシップ力」は文字通りリーダーに求められますが、「指導力」は教師や指導員などリーダー以外にも求められることのある能力です。
まとめ
「リーダーシップ力」は部下をまとめ上げて力を合わせる統率力と、部下に助言や経験を積む場を与えて成長を促す「指導力」が合わさった能力と言えば、両者の違いと関係は把握できるでしょう。
指導する能力だけがあっても、部下をまとめ上げる能力がなければリーダーにふさわしいと言えないように、リーダーシップ力があるとも言えません。