この記事では、「運命論」と「決定論」の違いを分かりやすく説明していきます。
「運命論」とは?
「運命論」は「うんめいろん」と読みます。
意味は、「哲学用語で、全ての出来事は、人の意志とは関係なく、超越的な力により決められているという考え方」です。
「運命論」の言葉の使い方
「運命論」はストア派が唱えた哲学的思想です。
「運命+論」で成り立っている語で、「運命」は「人間の意志を超越して人に幸、不幸をめぐり合わせる力」という意味、「論」は「筋道を立てて述べる」「ある事柄について是非を述べたてる」という意味、「運命論」で、「人間の意志を超越して人に幸、不幸をめぐり合わせる力があると筋道を立てて述べること」になります。
「決定論」とは?
「決定論」は「けっていろん」と読みます。
意味は「哲学用語で、全ての出来事は、その出来事の原因によって導かれるものであるという考え方」です。
「決定論」の言葉の使い方
「決定論」は「運命論」に対して一般的に唱えられている哲学思想です。
「決定」は「ものごとをはっきり決めること」という意味、「論」は「筋道を立てて述べる」という意味、「決定論」で「ものごとは原因によりはっきり決められると筋道を立てて述べること」になります。
「運命論」と「決定論」の違い
「運命論」は「人間の意志を超越して人に幸、不幸をめぐり合わせる力があると筋道を立てて述べること」です。
「決定論」は「ものごとは原因によりはっきり決められると筋道を立てて述べること」です。
「運命論」の例文
「運命論」の例文は以下の通りです。
・『運命論は超自然的発想だ』
・『運命論を信じて最初からあきらめるのは良くない』
「決定論」の例文
「決定論」の例文は以下の通りです。
・『決定論は現実味がある考え方だ』
・『決定論は説明次第で納得がいくことが多い』
まとめ
今回は「運命論」と「決定論」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。