この記事では、「再考」と「検討」の違いを分かりやすく説明していきます。
「再考」とは?
ふたたび考え直すことという意味です。
「再」という漢字には、ふたたび、もう一度、くりかえすという意味があり、「考」という漢字には、考える、思いめぐらすという意味があります。
このことから「再考」には、もう一度考えるという意味があることがわかります。
もう一度なので、この前にも考えているということです。
庭のデザインのことで説明をします。
庭園を造るとします。
この庭園のどこに何を植えるのか、どの程度の量を植えるのかなどを考えました。
このデザインでよいだろうと一度は思ったのですが、やはり直した方がよい気がします。
そこで、何を植えるのか、どの程度の量を植えるのかなどを、もう一度考えてみることにしました。
考え直しをしたのです。
そのことを意味する言葉です。
「検討」とは?
いろいろな方面から調べてよいか悪いかを判断すること、十分に調べて考えることという意味です。
「検」という漢字には、しらべる、あらためるという意味があり、「討」という漢字には、しらべるという意味があります。
このことから「検討」には、調べるという意味が含まれることがわかります。
廃墟の利用についてで説明をします。
ある場所に廃墟があります。
この廃墟に少し手を加えれば、多目的ホールとして使用できそうです。
しかし、よく調べてみないと本当に使えるのかわかりません。
また、使えるとしても、それを利用する人がいるのか十分に考える必要もあります。
廃墟を多目的ホールとして利用できるのか、いろいろな面から調べて考えてみました。
この行為が「検討」が意味するものです。
「再考」と「検討」の違い
「再考」と「検討」の違いを、分かりやすく解説します。
「再考」は「再」という漢字を使っているように、もう一度考えることです。
「検討」にはもう一度という意味は含まれておらず、十分に調べて考えることという意味です。
まとめ
考えるという意味を持つ点では似ていますが、それぞれ意味するものは異なります。