この記事では、「担い手」と「後継者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「担い手」とは?
「担い手」は「にないて」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「荷物をかついで運ぶ役割の人」という意味です。
2つ目は「ある事柄の中心となり、活発に行動しながらおし進めていく人」という意味です。
「担い手」の言葉の使い方
「担い手」は名詞として「父は生活の担い手である」「次世代の担い手となる」などと使われます。
「担い」は動詞「担う」の連用形で、「物を肩に支え持って運ぶ」から転じて「あるものごとを支え、推し進める」「自分の責任として身に引き受ける」という意味、「手」は「腕」「手わざ」「腕前」から転じて「仕事や役割りをもつ人」という意味、「担い手」で「荷物を肩に支え持って運ぶ仕事の人」、転じて「あるものごとを支え、おし進めていく役割を持つ人」になります。
「後継者」とは?
「後継者」は「こうけいしゃ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「先代からの家督を受け継ぐ人」という意味です。
2つ目は、「役職や立場で、前任者の矢か売りや権限などを引き継ぎ、代替わりとなる人」という意味です。
「後継者」の言葉の使い方
「後継者」は名詞として「祭りの後継者となる」「会社の後継者に指名される」などと使われます。
「後」は「あと」とも読み「空間的・時間的にあとの方」という意味、「継」は「つ(ぐ)」とも読み「あとを受けつぐ」という意味、「者」は「もの」とも読み「行為や状態の主体を表す人」という意味、「後継者」で、「前の人の立場や仕事の後を受けつぐ人」になります。
「担い手」と「後継者」の違い
「担い手」は「荷物を肩に支え持って運ぶ仕事の人」、転じて「あるものごとを支え、おし進めていく役割を持つ人」です。
「後継者」は「前の人の立場や仕事の後を受けつぐ人」です。
まとめ
今回は「担い手」と「後継者」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。